能面多種多様 豊かな面の表情を見る

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能楽は、舞踏と劇の要素を含んでいる日本の中世芸能です。平安時代から江戸時代までは能と狂言を総称して「猿楽」と呼称していました。明治時代以降は「能楽」とも呼ばれ、広義には狂言を含みます。
能に欠かせないものは面(おもて)です。面は変身の道具であると共に、神聖な力が宿るものでもあります。特に能は仮面劇といってもよく、主役、神仏などの超人的な存在や老人と女を演じる際はかならず面をつけます。面は演じる役柄の次元に入り込むための道具であるだけでなく、能全体をつかさどる最も重要な要素といえます。一方、狂言でも変身の意味合いで面が用いられますが、能よりも使用頻度が低く、人間的なおかしみにあふれ、面そのものも自由な発想で製作されているのが特徴です。
 須坂市は、古くから謡曲が盛んな地域であり、日ごろ各種宴会の中締めとしても「北信流」と称して、謡曲の小謡の一節が「口中のお肴」として添えられるしきたりが伝わっています。また、近年では、長野県能楽連盟が長野市の小学生に向けて能楽の体験教室を開き、若い世代に向けて日本の伝統文化の継承に務めており、今後、須坂市でも開催を予定しています。 
 本展は、須坂市立博物館所蔵の能面などの資料を展示することにより、大人だけでなく、子どもたちが日本独自の古典芸能または舞台芸術の一端に触れ、国の重要文化財であり、ユネスコ無形文化遺産にも登録されている能楽への理解を深め、「能文化」を後世へ伝承していくことをねらいとして開催するものです。
木曜日は休館日

開催日 2019-09-16~2019-10-27
エリア 北信濃エリア 須坂市
会場 旧小田切家住宅
TEL 026-245-0407
FAX 026-214-5548
URL http://www.culture-suzaka.or.jp/otagiri/exhibition/index.html
料金 300円、中学生以下無料

アクセス・パーキング

アクセス

上信越自動車道須坂長野東ICより約15分
長野電鉄須坂駅下車、徒歩約10分

  

博物館・美術館

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