TOP PHOTO：城山公園展望台（長野県松本市）
 

長野県北部の長野市と白馬村の中間に位置する小川村。「にほんの里100選」にも選ばれた、のどかで雄大な自然が広がります。
村内の「高山寺」近くにある『アルプス展望広場』は、野口五郎岳や白馬・乗鞍岳など北アルプスの山々が一望できるロケーション。「信州のサンセットポイント100選」などに選定され、夕焼けで赤く染まった山並みも魅力的。望遠鏡は無料で利用可能です。

長野市松代町にある『妻女山展望台』。北アルプスや長野市街地が見渡せます。「信州のサンセットポイント100選」に選定され、桜の名所としても知られています。
展望台のある妻女山（さいじょさん）は川中島の戦いの際、上杉軍が着陣し、武田軍の動向を見張っていた場所。景色を楽しみつつ、戦国の世に思いを馳せてみてはいかがでしょう。展望台入り口から展望台までは徒歩約15分。この間の道路は狭いため、大型車は通行不可。

長野県東部の佐久市臼田地域には、天体観測施設「うすだスタードーム」や日本一大きなパラボラアンテナのある「臼田宇宙観測所」といった宇宙関連の施設が充実しています。「宇宙公園」をテーマに整備された「稲荷山公園」内のロケット型展望台「コスモタワー」（高さ約35m）もその一つ。
ロケット施設の階段を上がった先にある展望台からは、佐久平のパノラマビューが望めます。公園内には、全長63mのローラースライダーといった遊具や芝生広場もあるので、子どもから大人まで楽しめます。

「日本の100名城」の一つ・小諸城のあった「小諸城址懐古園」。「日本の歴史公園100選」に選定され、桜の名所としても有名です。園内の2カ所に、城址の趣を感じる展望台があります。
懐古園の西北端に位置する『水の手展望台』からは眼下に千曲川が望めます。小諸城を敵から守るための監視台だったそう。南西にある『富士見台』は当時、遠見番所として機能。その名の通り晴れた日には遠くに富士山の姿を見ることもできます。展望台へ行くには、懐古園の入園料が必要。

軽井沢町にある『旧碓氷峠 見晴台』。旧碓氷峠の山頂近くに位置し、標高はおよそ1,200m。妙義連峰や浅間山などの山並みが広がり、晴れた日には南アルプスや八ヶ岳も望めます。条件がそろえば、眼下に雲海が広がることも。
入口から約4kmの遊歩道が続き、トレッキングが楽しめる他、周辺には長野県と群馬県にまたがる「熊野皇大神社」や名物の力餅が食べられる甘味処「碓氷山荘」があり、歴史や文化、食も堪能できます。

長野県松本市の高台にある「城山公園」。1843年（天保14年）に松本藩主の戸田光庸が桜や楓を植樹して解放したのが公園の起源。今でも桜の名所として多くの人が訪れます。
公園内にある円柱形の展望台からは北アルプスや松本平の景色が一望でき、夜景スポットとしても人気。日没直後は、山々のシルエットと松本・安曇野市の夜景のコラボレーションが楽しめます。

3,000m級の北アルプスの裾野に位置する安曇野市。豊富な湧き水で育つ特産のワサビが有名です。
安曇野市内の里山・長峰山山頂（標高約933m）にある『長峰山休憩展望台』からは、安曇野平を眼下に、北アルプスの山々を眼前に望むことができます。山並みや田園が赤く染まるサンセットは幻想的。展望台近くまでは車でアクセス可能。駐車場から展望台までは徒歩数分です。

北アルプス・白馬三山の麓に広がる白馬村。JR「白馬駅」から徒歩15分ほどの場所にある「大出公園」は2002年（平成14年）から5年かけて整備されました。
広場から数分上るとたどり着く展望台（展望スポット）。大出吊橋の先にそびえる残雪の北アルプスや姫川の清流、桜や深緑といった四季の姿を画角に収めることができ、シャッターポイントとしても人気です。

長野県南部の岡谷市にある「鳥居平やまびこ公園」。標高およそ1,000mの高台に位置する総合公園で、ジャンボ滑り台といった遊具施設の他、レストランやバーベキューコーナーも併設しています。専用のソリで林間コースを滑り降りる全長659m・落差18mのサマーボブスレーが人気。
園内の一番高い地点の「展望広場」からは、正面に八ヶ岳連峰、眼下に諏訪湖を眺めることができます。入園無料。園内施設の利用は一部有料です。

茅野市から美ヶ原高原を結ぶ観光道路・ビーナスライン沿い、標高1,700m地点に位置する『女の神（めのかみ）展望台』。円錐形の滑らかで美しい山容から「女の神山」とも呼ばれる「蓼科山」を由来とし、展望台の名が付きました。
蓼科山を含む八ヶ岳連峰や南アルプスの山々を見渡すことができる絶景スポット。豊かな森の上空に輝く満天の星も見事です。

長野県西部・木曽地域の木曽福島と開田高原の境にある「地蔵峠」。現在の富山市と岐阜県高山市を結ぶ旧飛騨街道の最大の難所といれ、旅人の安全を願った地蔵が安置されています。
峠の頂上から車道を少し下ったところにあるビューポイントが『地蔵峠展望台』。日本百名山の一つ・御嶽山の全容を望むことができ、眼下には開田高原の豊かな自然が広がります。

霊山・御嶽山の麓に位置する王滝村。御嶽山の七合目（標高2,180m）に広がる「田の原天然公園」内の展望台から、中央アルプスや北アルプス、乗鞍岳、開田高原のパノラマが楽しめます。
公園内には全長およそ3kmの遊歩道が整備。春から夏にかけて、昆虫や高山植物を観察できます。展望台から奥に進むと御嶽山の祭神を拝む遥拝所があります。登山シーズンは七合目まで車でアクセス可能。

伊那谷の北端・辰野町はホタルの群生地としても有名です。自然豊かな町にある「しだれ栗森林公園」は、標高1,000m地点に位置。国の天然記念物に指定されているシダレグリが自生しています。
公園内のキャンプ場にはフリーサイトの他、オートキャンプサイト、バンガローなどがあり、日帰りバーベキューも楽しめます。シダレグリの自生地から徒歩約20分ほどにある「しだれ栗展望台」からは、諏訪湖や八ヶ岳連峰、霧ヶ峰、北アルプスを一望できます。

伊那谷の中央部・駒ヶ根市は中央アルプスと南アルプスに囲まれたまち。中央アルプスの麓に位置する駒ヶ根高原の「古城（ふるじょう）公園」は、桜の名所としても知られています。
公園内には三角形の展望台「あかつきの塔」があり、駒ヶ根市街地や南アルプスの眺望が楽しめます。朝日や夜景、星空観察スポットとしても人気。フェンスにかけられた錠前は愛を誓う証なのだとか。

長野県南部・豊丘村の高台にある『福島てっぺん公園』。園内には展望台・テラスが整備され、棚田の風景や伊那谷のパノラマを眺めることができます。置かれている箒を使い、空を飛んでいるような写真を撮影することも可能。
近くのあづまやではバーベキューが楽しめます。7月には灯篭祭り、12月にはイルミネーション点灯といった季節のイベントが企画されています。

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文：松尾 奈々子