エリアガイド高山村
「星とワインとゆ」の村・高山村。
大部分が森林で占められたこの地では、豊かな自然が織りなす絶景が一年中楽しめます。
8つの温泉で心と体を癒やしながら、ワインや地元の食を味わう贅沢な旅に出かけませんか?
泉質も趣もさまざま
8つのいで湯「信州高山温泉郷」
長野県北東部に位置する高山村。長野市中心部から約20kmの距離にあり、村域の約85%が森林・原野が占める山里です。
村の中心を千曲川の支流「松川」が流れ、渓谷沿いに湧く8つの温泉で形成されるのが「信州高山温泉郷」です。いずれの温泉も日帰り入浴が可能で、それぞれ泉質や趣もさまざま。
「松川渓谷温泉」は自然の大岩を利用して造られ、湯船の長さが17mもある大野天風呂が自慢。
信州高山温泉郷の中で最も山深い場所にあるのが「七味温泉」。泉質の異なる7つの源泉を混合した乳白色のお湯が体を芯から温めます。
「山田温泉」は、森鴎外や与謝野晶子など多くの文人墨客が愛した開湯200年の歴史を持つ古湯。桃山風建築の共同浴場・大湯を中心に広がる温泉街の散策もおすすめです。
その他、天候によりお湯の色が変わる「五色温泉」、室内温泉プールなど子ども連れでも一日中楽しめる「YOU游ランド」など、湯めぐり・温泉三昧を楽しみながらお気に入りの温泉を見つけてみましょう。
桜・星空・滝・紅葉…
自然が織りなす四季折々の景色
高山村の標高差はおよそ1,600m。それ故、桜や紅葉の見頃がそれぞれ4月~5月中旬、10月~12月と約1カ月以上楽しめます。
村内には約20本のしだれ桜が点在し、その内の半数は樹齢200年以上。樹齢600年以上で村一番の長寿桜「坪井のしだれ桜」をはじめ「水中のしだれ桜」「黒部のエドヒガン桜」「赤和観音のしだれ桜」「中塩のしだれ桜」は高山村を代表する桜として“高山五大桜”と言われています。
高山村のシンボルが、山田温泉入口の松川渓谷にかかる赤い橋「高井橋」。紅葉の季節(見頃:10月下旬)が特に人気ですが、芽吹きの春や新緑の夏、雪化粧した渓谷に赤い橋が映える冬まで、季節ごとに変化する景色を楽しめる絶景ポイントです。
春から秋に訪れたいのが、落差約30mの滝「雷滝」。遊歩道が整備され、豪快な滝の音と水しぶきを間近で体感できます。流れ落ちる様子を滝の裏側から見られるため「裏見の滝」とも呼ばれ、夏場は涼を求める人でにぎわいます。その他、落差約180mを誇り8つの滝壺を持つ「八滝」も人気。
“星空の美しい村”としても有名な高山村。星空鑑賞なら標高1,500mに位置する山田牧場がおすすめ。下界では決して見られない無数の星空にきっと驚くはず。山田牧場内の奥山田温泉で露天風呂に浸かりながら星空を楽しむこともできます。
国内外から高い評価を受ける「高山村産ワイン」
年間降水量が少なく、標高が高いため冷涼で昼夜の寒暖差が大きい高山村では、近年上質なワイン用ブドウの産地として注目を集めています。西傾斜による長い日照時間、水はけの良い土壌などの自然条件は、ワインの名産地であるフランスのシャンパーニュやブルゴーニュ地方に近いそう。
村内で新規ワイナリーが次々オープンし、現在は6軒が高山村産ワインを醸しています。ワイナリーによってはショップの営業や見学の受け入れをしているのでワイナリー巡りも楽しめます。信州高山村観光協会では、電動アシスト付き自転車“e-bike”のレンタル(春~秋)をしているので、ワイン用ブドウの畑などを眺めながら村内をサイクリングで巡るのもおすすめ。
自然豊かな農山村で育まれるさまざまな食
ワイン用ブドウの生産にぴったりの気象条件は、リンゴやブドウ、サクランボなどのその他の果樹栽培にも向いています。村内にはリンゴ狩りなどの収穫体験が楽しめる農園もあります。
果樹だけでなく米や野菜はもちろん、山で採れる山菜やキノコ、それらから作られるおやきなどの加工品など、季節ごとにさまざまな食に出会えるのも自然豊かな場所だからこそ。
特に注目したいのが村内の旅館や飲食店で提供されている“ジビエ料理”。村内には凄腕猟師、精肉加工所、料理人がそろい、それぞれ連携しながら活躍しています。適切に処理されたジビエは臭みがなく、高山村産ワインとの相性も抜群。高山村に訪れたら是非味わいたい逸品です。
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